
WiMAX 2+ルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX03」をレビュー!
WX03は拡張アンテナ付きクレードルを使えば感度アップでホームルーターにも最適です♪
2016年12月2日(金)に発売したWiMAX 2+ルーターのNEC製「WX03」は、WiMAX(ワイマックス)初の下り最大440Mbps対応のWiMAX 2+ルーターです。実際に下り440Mbpsが出るかというと出ないのですが…最大速度の上限が増したのは確かな事です。
HUAWEI製のWiMAX 2+ルーター「W04」と違ってau 4G LTEは使えませんが、感度やバッテリー持ちが優れているのが特徴です。
クレードルに拡張アンテナが付いているので、感度アップで自宅用のホームルーターとしても役立ってくれます。
WiMAXのルーターは、一人暮らしをされている学生・社会人、出張や引っ越しが多い方、自宅でも外出先でもインターネットをされる方に特におすすめです。
WiMAX 2+ルーターの「WX03」は、UQから回線を借りているBIGLOBE WiMAXで申し込むと安く使えます。月額料金の割引、キャッシュバックがあります。
当記事では、WiMAXの「Speed Wi-Fi NEXT WX03」についてレビューします。
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この記事でわかること!
WiMAX 2+ 下り最大440Mbpsとは?

WiMAX 2+ルーターは、WX03から下り最大440Mbpsの通信速度に対応しました。
4×4MIMO(マイモ)とCAと2つの技術で下り最大440Mbpsを実現させています。
上りの最大速度も30Mbpsと向上しています。
4×4MIMO(マイモ)とは、4Gの電波を4つのアンテナで発信し、受信側でも4つのでアンテナで電波をキャッチする技術です。
CA(キャリアアグリゲーション)とは、2つの電波を合わせる技術で、どちらかの通信状態が悪くなっても片方がカバーしてくれます。
WiMAXの通信速度は、エリアやモード別で下り最大440Mbps、370Mbps、220Mbps、110Mbpsとあり、エリアごとに自動で切り替わります。モードを切り替える事によっても最大速度を変えられます。
WiMAX 2+ルーター WX03の特徴

WiMAX 2+ルーター「WX03」の主な特徴は下記。
大容量バッテリーを備えていて、省エネ技術も向上しているので、バッテリー持ちが良くなっています。電源切り忘れ防⽌タイマー機能も備わっています。
クレードルは拡張アンテナ付きなので、3直交偏波アンテナによる感度アップで接続が安定し、通信速度も上がります。
既に固定回線を挽いてる場合は、バッファローなどの無線LAN親機(Wi-Fiルーター)が要らなくなります。
WX03とクレードルがホームルーターの代わりとして活躍してくれます。WiMAX自体のデータ通信ではなく、固定回線のデータ通信を利用するのでWiMAXのデータ容量の節約ができます。
ハイパフォーマンスモード…下り最大440Mbpsで通信をします。動画視聴や大きめのデータダウンロードの際に利用しましょう。バッテリー消費が速くなります。
ノーマルモード…220~110Mbpsで通信をします。
エコモード…下り最大110Mbpsで通信をしバッテリー消費を抑えます。
WX03の懸念材料としては、WiMAX(ノーリミットモード下り最大13.3Mbps)やau 4G LTE(下り最大75Mbps)が使えないので、山間部などに出かける際は圏外になる事が多いです。WX03は街で使う専用かな、と。また、LANケーブル対応ノートパソコンは少なくなってきているので使いどころが少ないことと、充電ケーブルはmicro USBなので急速充電には対応していません。
W04とWX03のスペック比較

WiMAX 2+ルーターのWX03とW04のスペックを比較してみます。
HUAWEI製のW0xシリーズのWX04は、下り最大440Mbpsとau 4G LTEに対応しています。
WX03とW04のスペック
製品名 | WX03 | W04 |
---|---|---|
製造元 | NEC | HUAWEI |
本体色 | ホワイトゴールド、ディープブルー | グリーン、ホワイト |
対応ネットワーク | WiMAX2+:受信最大440Mbps / 送信最大30Mbps | WiMAX2+:受信最大440Mbps / 送信最大30Mbps au 4G LTE:受信最大75Mbps/ 送信最大25Mbps |
ディスプレイ | 2.4インチ | |
質量 | 110g | 140g |
外形寸法(mm) | 約H62×W99×D13.2mm | 約H130×W53×D14.2mm |
バッテリー容量 | 2,890mAh | 2,750mAh |
Wi-Fi規格 | ・IEEE802.11ac/n/a(5GHz帯) ・11n/g/b(2.4GHz帯) |
|
テザリング台数 | Wi-Fi テザリング台数:最大10台 Bluetooth®テザリング台数:最大3台 |
|
同梱物 | ・microUSBケーブル ・取扱説明書 ・保証書 |
・USB3.0 Type C-A変換ケーブル(試供品) ・取扱説明書 ・保証書 |
アクセサリ(別売り) | ・ACアダプタ ・クレードル(1000BASE-T/100BASE-T) |
・TypeC共通ACアダプタ01 ・MicroB-TypeC変換アダプタ ・クレードル(1000BASE-T/100BASE-T) |
WX03にあってW04にないもの…感度アップ拡張アンテナ付きクレードルとバッテリー持ち!
ホームルーターとしてもWiMAX 2+ルーターを使いたい方はWX03の選択を♪
WX03とWX02のスペック比較

NEC製としてWX03のひとつ前に発売されたWX02とスペックを比較してみます。
WX02は下り最大220MbpsのWiMAX 2+ルーターです。
WX03とWX02のスペック
製品名 | WX03 | WX02 |
---|---|---|
製造元 | NEC | |
本体色 | ホワイトゴールド、ディープブルー | パールホワイト、マットブラック、マゼンタ |
対応ネットワーク | WiMAX2+:受信最大440Mbps / 送信最大30Mbps | WiMAX 2+:受信最大220Mbps / 送信最大10Mbps WiMAX(ハイパワー対応):受信最大13.3Mbps |
ディスプレイ | 2.4インチ カラーLCD | 1.0インチ 有機ELディスプレイ(モノクロ) |
質量 | 110g | 95g |
外形寸法(mm) | 約H62×W99×D13.2mm | 約H66×W110×D9.3mm |
バッテリー容量 | 2,890mAh | 2,500mAh |
バッテリー使用時間 | 連続通信(Wi-Fi接続時) ・WiMAX 2+(ハイパフォーマンスモード):約440分 ・WiMAX 2+(エコモード):約740分 ・ノーマルモード:約600分 連続通信(Bluetooth®接続時) ・WiMAX 2+(ハイパフォーマンスモード):約580分 ・WiMAX 2+(エコモード):約990分 ・ノーマルモード:約900分 ・ハイパフォーマンスモード:下り最大440Mbps、ノーマルモード:220~110Mbps(自動切り替え)、エコモード:110Mbps 連続待受 ・休止状態:1,100時間(リモート起動有) ・ウェイティング:45時間 |
連続通信(Wi-Fi接続時) ・WiMAX 2+(ハイパフォーマンスモード):約440分 ・WiMAX 2+(エコモード):約600分 ・バランスモード(通信速度を制限し、使用時間を延長するモード):約490分 連続通信(Bluetooth®接続時) ・WiMAX 2+(ハイパフォーマンスモード):約540分 ・WiMAX 2+(エコモード):約720分 ・バランスモード(通信速度を制限し、使用時間を延長するモード):約630分 ・ハイパフォーマンスモード:下り最大220Mbps、エコモード:下り最大110Mbps 連続待受 ・休止状態:約400/650時間(リモート起動:有/無) ・ウェイティング:約35時間 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/n/a(5GHz帯) 11n/g/b(2.4GHz帯) |
|
テザリング台数 | WiFi:10 台 USB:1 台 Bluetooth:3台 |
|
同梱物 | ・microUSBケーブル ・取扱説明書 ・保証書 |
・microUSBケーブル ・電池パック(NAD31UAA) ・背面カバー ・つなぎかたガイド ・ご利用にあたっての注意事項 ・無線LAN設定用QRコード(シール) ・保証書 |
アクセサリ(別売り) | ・ACアダプタ ・クレードル(1000BASE-T/100BASE-T) |
WX03は下り最大440Mbpsなのに対し、WX02は下り最大220Mbpsです。
端末が小型化し、一気に下り最大速度が2倍になりました。
WiMAX 2+ルーター WX03 レビュー

WX03の箱の中身を取り出すと以下のものが。

● microUSBケーブル
● 電池パック(NAD31UAA)
● 背面カバー
● つなぎかたガイド
● ご利用にあたっての注意事項
● 無線LAN設定用QRコード(シール)
● 保証書
他、”au Micro IC Card(LTE)”、”つなぎかたガイド”、”ご利用にあたっての注意事項”、”無線LAN設定用QRコード(シール)”、” 保証書”があります。クレードルは任意で一緒に申し込めます。

セットアップ開始!WX03の裏蓋を開けて、SIMカードを装着させます。

SIMカードの装着は慎重な作業。カバーを壊さないように…優しく…。
SIMカードが裏表逆にならないように切り欠きに合わせて装着させましょう。

WX03を起動して言語選択などいくつかの項目をタップしながらセットアップを完了させます。
WX03は手のひらサイズ。左手で持つと液晶画面のボタン類は左手の親指で全てタップできるようにされてます。

充電は、micro USBを使います。流行?のUSB Type-Cでは無いので急速充電はできません。

左の4インチのiPhoneSEより小さいWX03。右は5.5インチのiPhone 7 Plus。

WX03の高さは13.2mm。バッテリーが端末の真裏にあるので盛り上がってる感じです。これを薄くするとなるとWX02のように端末全体が大きくなるんだろうな、と。
主にホーム画面に表示されるもの

- 受信レベル
- データ通信状態
- 通信モード
- 無線LAN(Wifi)端末接続台数
- 電池残量
- 時計
- タッチメニューアイコン(3つの基本メニュー)
- 現在までのデータ通信量/最大データ通信量
液晶画面のタップの感度・感触は良いです。
クイックメニュー

WX03にはクイックメニューがあり、よく使うメニューをすぐ開けます。
”前日までの3日間”、”本日までの3日間”、”今月”のデータ通信使用量を確認する事ができます。
2017年2月2日から速度制限が3日で10ギガと緩和されました。
データ通信容量を使い過ぎないようにお知らせをしてくれる通知機能があり、通知設定値を任意で設定できます。
切り忘れ防止タイマーのオンオフができます。
オンにしておけば、利用中60分経った時点で自動的に電源が落ち、節電をしてます。
WX03の再セットアップができます。
”2.4GHz”、”5GHz(屋内/W52)”、”5GHz(屋外/W56)”の切替ができます。
2.4GHzは干渉に弱いけど広く電波をキャッチする周波数。5GHzは壁などの仕切りに弱いけど速度は速いといった特徴があります。
電波状態、場所によって切り替えて使いましょう。5GHzの利用は注意が必要です。
”WiFiテザリング”と”Bluetoothテザリング”の切替ができます。
Bluetoothテザリングにすると通信速度は遅くなりますが、バッテリーの節電ができます。
”ハイパフォーマンスモード”、”ノーマルモード”、”エコモード”、3つのモードを切り替えて、通信速度の上下アップ、節電ができます。

”プライマリSSID”、”セカンダリSSD”を読み込む為のQRコードを生成します。電波の混雑が気になる方はSSIDを切り替えて使いましょう。
QRコードをスマホなど端末で読み込めばSSIDを入力する事無くインターネット接続ができます。
簡単ではありますがWX03のクイックメニューの説明です。
WX03のクレードルのレビュー

WiMAXのWiFiルーターとしては初!?業界初!?
これまでのWiMAXのルーターにも縦置きできるクレードルがありましたが、WX03のクレードルにはWiMAX 2+とWiFiの感度をアップさせる「Wウイングアンテナ」が搭載しています。

クレードルの左右にある透明の両翼が非接触型アンテナとなっていて、この小さなアンテナに、5GHz、2.4GHz、WiMAX 2+の3つのアンテナが埋め込まれています。
拡張アンテナの効果はなんと!通信エリア最大40%アップ!
速度アップではなく、感度アップです♪
電波が低調な時は、WX03を平置きしておくのではなく、クレードルに装着して使いましょう!
これは今までのルーターに不満があった方は機種変更がしたくなるのではと思います!
固定回線を使っていなくてWiMAXルーターだけの方とか特に!
クレードルの拡張アンテナはUQ独自の技術の結晶(電磁波空間結合方式技術)で、絶賛、特許出願中との事です♪
既に固定回線を利用している場合は、クレードルにLANケーブルをつなげるホームルーターとして使え、WiMAXのデータ通信容量を節約する事ができます。

WX03には”電波インジケータ”画面があるので、インジケータを見ながら電波レベルの強い場所を見つけて、インターネット接続をしましょう。
WX03の省電力モードについて

WX03には3つの通信モードがあります。
優先的に下り最大440Mbpsで通信をします。
継続利用でのバッテリー時間は7時間20分です。
バッテリー残量により220~110Mbpsの上限速度で通信をします。
継続利用でのバッテリー時間は10時間です。
節電の為、下り最大110Mbpsで通信をします。
継続利用でのバッテリー時間は12時間20分です。
ハイパフォーマンスモードであまり速度がでない環境では、バッテリー持ちの良いエコモードで通信をしましょう。
Bluetoothテザリングは電力消費が少ないので更に長くインターネット接続ができます。
3つの通信モードを通信速度やバッテリー状態に応じて切り替えて使っていきましょう!切り替える度にルーターの再起動する事になります…。
WX03でのインターネット接続方法
手持ちの端末(スマホ・タブレット・パソコン)でWX03を使ってWiFiテザリングするには、SSIDとパスワードを端末に入力します。
モバイル端末は、android/iPhone(iOS)、どちらでも使えます。
SSID情報は、WX03ホーム画面の情報 ⇒ WiFi情報で表示できます。
WiFiでテザリング

端末にSSIDとパスワードを入力すればインターネット接続ができます。同時接続台数は10台まで。
Bluetoothでテザリング
WX03はBluetoothテザリングができます。
Bluetoothペアリングをタップして、手持ちの端末と接続しましょう。同時接続台数は3台までです。
Bluetoothテザリングは、WX03ホーム画面のクイックメニュー ⇒ LAN側無線選択でONにできます。
バッテリー残量が気になる時はBluetoothテザリングを使いましょう。
以上、WX03と端末のインターネット接続方法でした。
「NEC WiMAX 2+ Tool」アプリで状態確認ができるよ

「NEC WiMAX 2+ Tool」アプリは、NEC製WIMAXルーターとandroid/iPhoneをBlutoothで接続して、アンテナレベルやバッテリー残量、帯域、省電力モードなどを確認できるアプリです。
WX03が鞄の中に入っててもスマホのアプリから状態を確認できます。
BIGLOBE WiMAXならWX03が安く使えるよ♪
今、BIGLOBEでWiMAXのギガ放題を申し込むと下記特典が付きます。
- モバイルルーター代・端末送料0円
- 初月無料!
- 毎月の月額料金の割引があります!
UQでWiMAXのギガ放題を申し込むと月額4,380円になりますが、BIGLOBEでWiMAXを申し込むと月額料金をUQより安くできます♪
WX03を最大限に使う為、クレードルを付けて申し込むのがベストです!
参照 ワイマックス公式サイト
自宅のホームルーターとしても使えるWiMAX 2+ルーター「WX03」、拡張アンテナ付クレードルとセットで活用していきましょう!
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