Google Tripsが終了!?
2019年5月14日からGoogle Travelというサービスが始まったけど「どんなサービスなんだろう?」と気にされてる方は少なくないと思います。
サービス名が変わっただけ?
サービス名を変えるほどな何か?革新的な機能が増えたのだろうか?
Google Tripsを使っている方は気になる事でしょう。
Google TravelとGoogle TripsはどちらもGoogle社がリリースしている旅行管理サービスです。
2つのサービスに共通する特徴は以下のとおり。
Google TripsとGoogle Travelの共通点
- 簡単に旅行の日程を立てられます(プランニング)
- Gmailに送られてきた航空券や宿泊施設の予約に関するメールを自動感知。自動的にタイムラインに反映されます。
- 現地スポットを保存すると、Googleマップに反映されます。
- 日数や趣味に合わせて、訪問予定都市のプランを提案してくれます。
- 現地スポットに関する様々な情報にすぐにアクセスする事ができます。
- 両サービスとも無料で使用できます。
奇しくもGoogle TripsはGoogle Travelのサービス開始と共に、2019年8月5日をもってサービスを終了します。
当記事では、Google TravelとGoogle Tripsの違いを解説すると共に、Google Trips終了に伴う対策方法を解説します。
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この記事でわかること(目次)
Google TripsとGoogle Tripsの共通点は?
Google Tripsは2016年にリリースされたスマホ向けの旅行管理サービスです。
一方、Google Travel(グーグルトラベル)は2019年5月14日にリリースされたパソコン向けの旅行管理サービスです。
簡単に説明すると、Google TravelはGoogle Tripsの発展バージョンです!
流れを踏んでいるという事もあり、両サービスには多くの共通点があります。
Gmailとの連携
1つ目は、空券やホテルの予約が自動的にスケジューリングされる事です。
従来の旅行プランニングサイトですと、航空券やホテルの予約は作成者自らが手打ちする必要がありました。
Google TravelやGoogle TripsではGmailに送られてきたホテルや航空券の予約表やEチケットをロボットにより自動探知。
そのまま、航空券やホテルの予約情報がサイトに表示されます。
飛行機の発車・到着時刻が表示されるのはもちろん、Googleマップと連動していています。
そのため、地図がわかる方は、道に迷わずに目的地にたどり着けます。
街の観光プランを提案
2つ目は、街の観光プランを提案してくれます。
従来の旅行プランニングサイトは各現地スポットの情報は豊富でしたが、プランニングは旅行者任せでした。
Google TravelやGoogle Tripsでは日程に合った街のプランニングを提案してくれます。
しかも、一般的なものからマニアックなものまで、様々なコースが用意されています。
もちろん、提案される現地スポットはGoogleマップと連動し、Googleマップアプリを見れば、紙のガイドブックなしで観光を楽しめます。
懐かしの過去の旅行を思い出せる
3つ目は、過去の旅行プランを確認できます。
作成したプランは、Google Travel・Google Trips共にクラウド上に保存されます。
そのため、万が一、パソコンやスマホが壊れてもクラウドに保存されているので、過去の旅行プランを把握する事ができます。
もちろん、メモ書きのための編集も可能!
旅行好きな人から見ればありがたいシステムです。
デザインはGoogle共通のもの
4つ目は、グーグルが運営しているサービスなのでレイアウトが統一されています。
見慣れたデザインのため、初めて使う場合でも操作は簡単!直感で旅行のプランニングができます。
このように、Google Travel・Google Trips共にグーグルの粋を集めた旅行者にとってはありがたいシステムです。
Google TravelとGoogle Tripsの違い
Google Travelはパソコン向け、Google Tripsはスマホ向け
一方、Google TravelとGoogle Tripsには、違いもあります。
やはり、最も大きな違いはGoogle Travelがパソコン向け、Google Tripsはスマホ向けに作られている事でしょう。
今後、Google Travelにおいてもスマホ向けアプリの制作は十分に考えられます。
旅行プランの作成に対する考え方
考え方や操作面でも違いが見られます。
1つ目は、旅行プランの作成に対する考え方です。
基本的に、Google TravelはGmailに送られてきた予約確定メールを重視する考え方。
旅行プランの作成ページにあるタイムラインでは何かしらの予約を確定すると予約内容が表示されます。
反対に予約確定メールがGmailに来なければ何も表示されません。
また、旅行のタイムラインに手打ちで入力する事はできません。
旅行中に何かしらの変更があった場合は少し不便に感じるでしょう。
一方、Tripsは手打ちで旅行プランを作成する事も可能。
また、メモを追加する事もできるので、変更点があっても柔軟に対応できます。
ダウンロード機能の有無
2つ目は、ダウンロード機能です。
Google Travelはパソコン向けに作られているので、ダウンロード機能はありません。
作成した旅行プランをオフラインで閲覧したい時はプリントアウトするか、ブラウザのオフライン機能を利用する事になります。
Google Tripsにはダウンロード機能があり、オフラインであっても閲覧可能です。
ただし、旅行プランをダウンロードするにはネット環境にもよりますが、2~3分程度の時間が必要。
必ずダウンロードする際はWiFi環境があるところで行いましょう。
各スポットの情報カテゴリーの違い
3つ目は、各スポットの情報カテゴリーに違いがあります。
Google Travelでは各スポットに関して以下の項目を調べる事ができます。
- 旅行ガイド(おすすめスポットやアクティビィティ)
- 観光プラン(現地スポットの例)
- 近日中のイベント
- 人気のレストラン
- 天気
- おすすめスポット(観光プランも含まれる)
- 食べる・飲む(人気のレストラン)
- 移動情報
- 現地の基本情報(店舗に関する一般情報)
Google Travelには空港から都心への移動手段や店舗に関する一般情報はありません。
一方、Google Tripsには現地の天気やスポットに関する動画コンテンツはありません。
ただし、Google Travelは2019年5月にリリースしたばかり。今後、コンテンツが追加される事は十分に考えられます。
Google Trips終了!今後の対策について
長年親しまれてきたGoogle Tripsですが、2019年8月5日をもってサービスを終了します。
今後は新たに生まれたGoogle Travelに統合される見通しです。
Google Tripsユーザーはどのような対策を取ればいいのでしょうか?!
まず、Google Tripsで作成した旅行プランは自動的にGoogle Travelに転送されます。
そのため、Google Travelで一から再作成する手間はいりません。
2019年6月21日現在、Google TripsからGoogle Travelに引き継がれる情報は以下のとおりです。
- 目的地のおすすめスポット
- 旅行の予約
- 保存した場所
- Google Tripsで書いたメモ。
今後、過去の旅行プランにおいて、メモを追加・編集する事ができます。
また、Google Tripsのマップ機能を利用するにはGoogleマップアプリが必要です。
GoogleマップとGoogle Tripsとの連携の仕方
たとえば、Google Tripsで現地スポットを”行きたい場所”で保存します。
数分経つと、Googleマップにも反映され、”行きたい場所”には緑色の旗が立てられます。
また、Googleマップの検索欄横にある≡ ⇒ マイプレイスの順にタップします。
マイプレイスが表示されたら、保存済み ⇒ 行きたい場所の順にタップします。
すると、Google Tripsで保存された”行きたい場所”が一覧となって表示されます。
なお、近日中にGoogleマップでもGoogle Tripsで作成した旅行の予約が表示されるとの事。
またオフラインでも見られる事から、以前のようにダウンロードする手間が省けるようです。
このように、Google Tripsの後継はGoogle Travelが担い、Googleマップが補完するという形になりそうです。
なお、Google Tripsに関する詳細情報は”ヘルプ””で”Google Trips App 8月5日”と検索して下さい。そうすれば、様々な情報が見られます。
Google TravelとGoogle Tripsの欠点?
ここまで、Google TravelとGoogle Tripsの違いについて解説してきました。
天下のGoogle社が作っているサービスだけに欠点がないように思いがちですが、旅人目線から見るといくつかの欠点が浮かび上がります。
ここでは、Google TravelとGoogle Tripsの欠点を解説します。
日系の航空券比較サイトと連動していない~Travel~
Google Travelから航空券比較サイトや航空会社の公式ホームページを通じて、航空券を購入する事ができます。
ただし、楽天トラベルやエアトリといった日系の航空券比較サイトとは提携していません。
そのため、Google Travelで航空券を予約する場合は慎重に考える事をおすすめします。
Gmailとの連携が面倒な場合も~Travel、Trips~
先ほども書いたとおり、Google TravelとGoogle TripsはGmailと連携しています。
そのため、航空会社や旅行会社にあるアカウントのメールはすべてGmailに切り替える必要があります。
最初からGmailの場合は問題ありませんが、登録しているすべてのメールを切り替えるのは意外と面倒なものです。
とは言っても、Gmailからの転送サービスはとても便利。
今後、旅行関連のアカウントを作成する場合は必ずGmailを登録しましょう。
マイナーな観光地は登録されていない~Travel、Trips~
Google TravelやGoogle Tripsではマイナーな観光地は紹介していません。
したがって、マイナーな観光地に行く場合は自分でGoogleマップから登録する必要があります。
融通が効かないケースが見られる~Trips~
Google TravelではGmailからの自動転送を利用してプランニングを作成します。
そのため、事実上、手打ちでの入力は不可能!
どこかに立ち寄りたい時に不便を感じると思います。
この欠点に関しては今後のアップデートに期待したいものです。
Google TravelやGoogle Tripsの長所をうまく利用しつつ、欠点は他のアプリで補うといいでしょう。
Google TravelとGoogle Tripsの違いに関するまとめ
最後に、Google TravelとGoogle Tripsの違いのまとめを書いておきます。
- Google Travelはパソコン向け、Tripsはスマホ向けの旅行管理サービスです。
- Google Travelは2019年5月14日にリリースされ、Google Tripsは2019年の8月5日にサービスが終了します。
- Google TravelとGoogle Tripsでは現地スポットに関して、提供情報のカテゴリーに違いがあります。
- Google Tripsでは旅行プランを手打ちできますが、Google Travelではできません。
- Google Tripsで作成した旅行プランなどの情報はGoogle Travelに引き継がれます。
以上、Google TravelとGoogle Tripsの違いを解説すると共に、Google Trips終了に伴う対策方法の解説でした。
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