北京首都国際空港(北京空港)に行かれますか?
北京空港は中国の首都北京の玄関口だけでなく、東アジアのハブ空港として機能しています。旅先によっては乗り継ぎ(トランジット)で立ち寄る事が多くある事でしょう。
利用者が多い為、他国の国際空港と同様に便利で役立つサービスが多々提供されています。
意外と言ったら失礼ですが、各サービスは洗練されており、中国人スタッフの対応も素晴らしいです。
その為、中国が初めての旅行者や海外旅行ビギナーの方でも安心して利用できます。
北京空港は日本人も過ごしやすい!
- 無料WiFiサービスが使えます。
- 無料で使えるコンセント、USBプラグが設置されています。
- ターミナル内は飲食店が充実しています。
- 北京空港には日本語表記の看板が多々あります。
- 中国国際航空の航空券はヨーロッパ・エアラインと比べると、航空運賃は安いです。
無料コンセントや無料WiFiなど今の時代にはあって当たり前のサービスが提供されていますが、中国ならではの注意点もあります!
当記事では、北京首都空港の無料WiFi接続方法・コンセント場所!乗り継ぎする際の注意点を紹介します。
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この記事でわかること(目次)
北京首都国際空港について。
北京空港の正式名は北京首都国際空港(北京空港)といい、首都北京を代表する国際空港です。
北京の玄関口だけでなく、東アジアのハブ空港としても機能しています。
空港の規模はアジアで第1位!
世界でも第2の規模です。
そのため、北京空港からはアジア諸国だけでなく、ヨーロッパやアフリカ便も飛んでいます。
日本各地から北京空港への定期便が運航されており、羽田空港~北京空港間は約4時間、関西空港~北京空港間は約3時間です。
しかも、便数が多いので、スケジュールを組みやすいです。
北京空港は世界的な空港ですが、日本語表記もあり、日本人も過ごしやすいです。
わからない事があっても、中国人スタッフが親切に教えてくれます。
北京空港から都心へは電車「エアポートエクスプレス」で約30分です。
中国はビザがいらないので、乗り継ぎ時間に余裕があればプチ北京観光もいいでしょう。
エアチャイナは航空運賃は安い!
また、北京空港を本拠地にしているエアチャイナ(中国国際航空)はヨーロッパのエアラインと比べると、航空運賃が安い事で知られています。
以下の航空運賃の比較をご覧ください。
成田空港~ヨーロッパ方面(2019年5月23日調査、日程は9月3日~10日)
中国国際航空
成田~ロンドン(ヒースロー空港):107,930円
成田~パリ(シャルル・ド・ゴール空港):97,040円
成田~ローマ:114,390円
ブリティッシュ エアウェイズ
成田~ロンドン(ヒースロー空港):181,110円
エールフランス
成田~パリ(シャルル・ド・ゴール空港):147,790円
アリタリア
成田~ローマ:196,850円
航空運賃は時期により変動しますが、少なくともヨーロッパ系エアラインよりは安いです。
サービスも向上しており、私が利用した時は「安かろう悪かろう」という印象はありませんでした。
北京空港の無料WiFiの接続方法と注意点
北京空港では無料WiFiがあります。
エクスモバイルなどの海外専用モバイルルーターを持っていない方は利用しましょう。
入国時の手荷物検査を受け終えると空港ターミナルへと出ます。
ターミナルに入ったら”Self-service Machine”と書かれた機械を探してください。
通路の端にありますが、台数が多いのですぐに見つかると思います。
この機械はWiFiにつなげる為のパスワードを発券する機械です。
パスワードがないと、WiFiを利用する事はできません。
ありがたい事にパスワード発券機は日本語対応です!
トップ画面から日本語をタップしてください。
パスワードを発行するには身分証明が必要です。
一般の方はパスポートをタップしましょう。
日本語の説明が表示されますが、微妙に文章がわかりにくいです…。
要するに、自分の顔写真があるページがスキャンできるように置いてください。パスポートを置いたらスキャン開始をタップします。
ここで、注意!
単にパスポートを置くだけではスキャンされません。パスポートを右手で強く抑えてください!「これでもか」というくらいに抑えてちょうど、です。
スキャンが終了すると、ユーザー名とパスワードが書かれたレシートが出てきます。
表示されているユーザー名とパスワードは一定時間を過ぎると使えません。
ユーザー名とパスワードを入手したら、スマホを設定します。
なお、中国や香港のSIMカードがなくても設定できるのでご安心を。
まず、スマホのWiFi設定からAIRPORT-FREE-WIFI-NEWをタップします。しばらくすると、自動的につながります。
次にブラウザを開くわけですが、注意したいのはFireFoxで開く事!
Google Chromeではうまく表示されないどころか、WiFiの接続設定ができません。
私はGoogle Chromeで何回も試しましたが、WiFiに接続できませんでした。
FireFoxでもうまく表示されない場合はスマホの表示モードを”PCサイトモード”にしてください。
”PCサイトモード”を設定するには右上の縦棒をタップします。
北京空港WiFi接続ページが表示されたら、下にある手机号・・をタップします。なお、英語表記にする事も可能です。
上段にユーザー名、下段にパスワード名を入力し、Terms of USEをタップ。続けてAccount Loginをタップします。
WiFiに接続できたら、北京空港のホームページが表示されます。
これで、WiFi設定は終了です。
ただし、中国ではGoogleやFacebookを表示できません!
中国(香港、マカオを除く)で見られない主要なサイト・SNSは以下の通りです。
- Google系の全サービス
- Yahoo!検索
- YouTube
- LINE
Googleの全サービスが利用できない為、GメールもNG!
サイト運営者・ブロガーが良く見るGoogleアナリティクスの閲覧もダメです。
要するに、日本で使えるサイトやSNSは使えない、と思ったほうがいいでしょう。
一方、Gooのニュースサイトは表示できました。
中国人とのやりとりをしたい!
中国の情報を知りたい!
という方は、以下のアプリを日本でインストールしておくといいでしょう。
- 友人とのやり取り(中国版Line):Wechat
- サイトの閲覧(中国版Google):百度
- ちょっとしたニュースを知る(中国版Twitter):Weibo
残念ながら、百度の日本語サービスは終了しています。
また、中国政府にとって都合の悪い情報は表示されません。
どうしても、中国でGoogleやFacebookを見たい!という方は事前にアマゾンを通じて香港製のSIMカードを購入してください。
香港製のSIMカードでしたら、中国本土でもGoogleやFacebookに接続できるようです。
当然ですが、中国本土では香港製のSIMカードは購入できないのでご注意を!
北京空港で無料で使えるコンセントのある場所
北京空港の搭乗ゲート付近には無料で使えるコンセントがあるので、スマホを充電する事ができます。
ただし、数はそれほど多くありません。
搭乗ゲート前にある椅子の所々に黄色字のコンセントマークがあります。
コンセントマークの下には220VのコンセントプラグとUSBプラグがありました。
撮影した際はたまたま空いていましたが、コンセントプラグは埋まっている時間のほうが多いです。
北京空港で長時間にわたってスマホを使用する場合は事前にモバイルバッテリーを用意する事をおすすめします。
なお、私が確認した範囲では日本型のコンセントプラグはありませんでした。
北京空港で乗り継ぎをする際の注意点
中国系エアラインに搭乗し、北京空港で乗り継ぎをする際にはいくつか注意点が必要です。
まず、パソコン・バッテリー・コンセント類は必ず手荷物にして下さい。
関西空港の現地スタッフによると、パソコンやガジェット類を機内持ち込みにすると、勝手に抜き取られる事があるとか。
ともかく、中国系エアラインは電子機器の取扱いには厳しいようです。
日本から北京空港に到着すると、パスポート・搭乗券チェック→手荷物検査の順に進みます。
パスポート・搭乗券チェックは改札機のような機械に通すだけなので簡単です。
問題は手荷物検査です。
中国の手荷物検査は日本よりも厳しいです!
パソコン・コンセント・バッテリー・カメラはすべてカバンから出してください。
空港検察官からも英語でバッテリーがカバンの中に入ってないか、聞かれました。
反対にきちんと対応したら、やさしく対応してくれます。
なお、次の航空機の搭乗時間が迫っている場合は空港検察官・警察官に猛アピールしてください!
私は搭乗時間までの残り時間が1時間を切っていたので、猛アピールしたところ、優先的に検査してくれました。
北京空港のフライト案内板は日本語対応です。
乗換えで香港やマカオに行かれる際は”国際線/マカオ・台湾線乗り継ぎ”の案内板に従って進んでください。
注意したいのはパスポート・手荷物チェック前の場所。思わず、右側にある無数のゲートに並びたくなりますが、こちらは中国の入国審査場です。
中国系エアラインの機内WiFiが使えるのはまだまだ一部!
近年までエアチャイナ(中国国際航空)をはじめ、中国系エアラインではスマホやタブレットを使う事は禁じられていました。
現在では他のエアラインと同様に、スマホやタブレットを使う事ができます!
しかし、機内WiFiサービスはまだ始まったばかり。
新しく導入されたエアバスA350-900では機内WiFiサービスが利用できるようです。
なお、私が搭乗した関西空港~北京空港間、北京空港~モスクワ間では機内WiFiサービスはありませんでした。
北京空港利用時のまとめ
北京空港は当たり前ですが中国のルールに従っているので、日本の常識が非常識になるケースが見られます。
北京空港を利用する際、気にしておく点は下記。
- 北京空港の無料WiFiに接続する際はFireFoxを使ってください。
- 北京空港をはじめ中国本土ではGoogleの全サービス・Facebook・Instagramは使えません。
- 北京空港の搭乗ゲート前にあるコンセント場所は常に混雑しています。北京空港で長時間に渡ってスマホを使う場合はモバイルバッテリーを用意する事をおすすめします。
- 北京空港・エアチャイナにおける手荷物検査は厳重です。電子機器(パソコン・スマホ・タブレット・カメラ・バッテリー・コンセントなど)は必ず機内持ち込みにしてください。
- 北京空港の手荷物検査では電子機器は必ずカバンから出してください。
覚えておくと快適に北京空港で過ごせます!
渡航の際は、たびレジへの登録もお忘れなく。
なお、旅行中のインターネット接続は、au 世界データ定額やエクスモバイル、どんなときもWiFiもおすすめです!
以上、北京首都空港の無料WiFi接続方法・コンセント場所!乗り継ぎする際の注意点でした。